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設立に至った2つの理由

ルネ ヤスヒロ

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2012年5月下旬、私は中央アフリカ共和国で希少金属採掘事業を行うため、地質調査でピグミー族,自地区を訪問しました。そこで父親は病気で寝込み、2人

の乳飲み子を抱きかかえ、途方にくれてる母親の姿を目の当たりにし、このこども達は今後どのような人生を受け入れて育っていけるのであろうかと心が痛みました。
 中央アフリカ共和国領事セガ・ガビリエル氏に現状について尋ねたところ、数年に一度の政権争奪と宗教の違いの影響で、栄養不足と感染症が流行り、0歳〜3歳までのこどもが毎年30%〜40%も死亡しているという現状や、世界から支援金も届くが政府機関で止まって現地の親子さん達には届いてない現状を知り、食糧だけでも何とかできないものかと思うようになりました。

ピグミー一族の家.jpg

セガ・ガビリエル氏

中央アフリカ共和国での子供への支援活動

合気道の様子2.jpg

何故無償で教えて続けているのか問うと、セガ・ガビリエル氏は、合気道を通じて、心=精神力,技=技術力,体=体力を鍛え、「礼儀作法」を身につけさせることが目的だと話してくれました。礼儀作法が身に着いた大人は、近隣諸国の会社で雇用されやすくなり、軍隊に入らずに済みます。軍隊ではしばしば選挙の度に起こる内戦で政治利用されることがあり、若死にする青年達が増えるのが耐えられないという想いから活動されていることを聞きました。そんな現状とセガ・ガビリエル氏の想いから、私の「AAJチャイルド支援会」設立の決意は固まり、2019年10月「AAJチャイルド支援会」の具体的活動を始動することが出来ました。

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セガ・ガビリエル氏は中央アフリカ共和国で自国の青少年達に、日本の合気道を長年に渡って私財を投げ出し、無償で教えてこられていました。

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